4.9.2パッチが適用され、ASUS ROG Summer 2019の開催が告知されました。

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Summary

パッチ4.9.2

一般

  • War Chest:Katowice 2019のスキンバンドルが購入可能になりました。初の建物スキンバンドルが各種族ごとに購入可能です。
  • 韓国BWシーンの伝説的なキャスター、「Um」「Jeon」「Kim」のアナウンサーが追加されています。BWからの韓国シーンファンにはたまらないアイテムですね。
    なお、彼ら3人のアナウンサーを全て揃えると、「Um-Jeon-Kim」のトリオアナウンサーがアンロックされるそうです。

Co-opミッション

敵ユニットのアップグレード研究

Hard/Brutal難易度において、敵ユニットが時間経過によって以下のアップグレードを研究するようになりました。
以下がそのリストです。

  • Combat Shield(Marine)
  • Stimpack)(Marine,Marauder)
  • Concussive Shells(Marauder)
  • Infernal Pre-Ignitor(Hellion)
  • Ares Class Targeting System(Goliath)
  • Metabolic Boost(Zergling)
  • Adrenal Glands(Zergling)
  • Gilal Reconstitution(Roach)
  • Muscular Augments(Hydralisk)
  • Chitinous Plating(Ultralisk)
  • Charge(Zealot)
  • Singularity Charge(Dragoon)
  • Extended Thermal Lance(Colossus)

研究自体はマルチプレーヤーでもお馴染みのものがほとんどですが、単純に敵ユニットが強化されるので、より手強くなりそうですね。

敵の新ユニット構成

初代StarCraft(BW)で活躍したユニット構成が敵ユニットとして登場するようになります。2しか遊んだことない人にとってはとても新鮮な相手になるでしょう。
初代から遊んでいる人は懐かしい構成になるかもしれませんね。
構成は以下の通りです。

  • Terran Classic Bio
  • Terran Classic Mech
  • Zerg Classic Ground
  • Zerg Classic Air
  • Protoss Classic Ground
  • Protoss Classic Air

その他Co-opアップデート

  • 敵ユニットに最初に出会った際、敵の構成と注意すべきキーユニットが表示されるようになります。
  • 実装されたばかりのコマンダー、Stetmanに調整が入っています。詳細はこちらをどうぞ→https://starcraft2.com/en-us/news/23016011

ASUS ROG Summer 2019が開催されます!

ASUS ROG Summer 2019の開催が告知されました!

この大会は世界的なPCパーツメーカーASUS(エイサスでもなくアスースでもなく、エイスースですよ)がスポンサーとなり、
フィンランドはヘルシンキで開催される大会です。詳細は以下の通りになります。

  • 賞金総額25,000ドル(優勝賞金1万ドル)と3200WCSポイントを賭けて、8/1-8/3に開催されるWCS Circuit大会。
  • 8人の招待選手(1人はSerral)と、24人のオンライン予選通過選手の合計32人により争われる。
  • WCS Circuitの大会ではあるがリージョンロックはなく、WCS Koreaの選手も参加できる。
  • ただしWCS KoreaのプレイヤーはWCSポイントは獲得できない。(賞金のみ)
  • Ro32はGSLスタイルのグループリーグ、Ro16からはプレーオフトーナメント。

で、何を騒いでるの?

上記の通り、確かに大会の規模は年4回のWCS Circuit公式イベント(賞金総額10万ドル)に比べると小さい中規模大会ではありますが、今回の大会が開催される意義は
2016年以来のWCS Circuitサードパーティー大会であるという点にあります。

今でこそWCS Circuit大会は年4回の公式大会のみですが、2011~2016くらいの間は今回のASUS ROGはもちろん、
DreamhackやIEM、Redbullなど多くのサードパーティー大会がWCS公認大会として開催され、WCSポイントが付与されていました。(さらに2015年までは韓国選手も参加可能だった)
その後SC2人気の落ち込みに加え、CSGOやDotA2、各種バトロワゲーなどのチームゲームの台頭により大会は少しずつ減っていき、
2017年にはサードパーティーによるWCS Circuit大会は0になってしまいました。(WCS Koreaは2017年にサードパーティー大会としてIEM Gyongiが行われた。)
1年の間に沢山の大会があった昔を懐かしむ身としては現行システムを楽しみつつも少しさびしく思っていたのですが、今回サードパーティー大会復活!ということで騒いでいるわけでございます。

F2P化以降SC2人気が復調傾向にあり、大会視聴者数も増加傾向にあること、そして何よりフィンランドが産んだザーグの王、Serral人気も大きく影響しているでしょう。
というか事実上、Serralが持ってきた公式大会だと言っても言い過ぎではないのではないでしょうか。やはり王は一味違いますね。

もちろん今回の大会はSerralのお膝元フィンランドの大会であるということが復活の大きな理由だと思うので、これで昔のように他のサードパーティー大会も復活する!とはあんまり思っていません。
Blizzard自体がコストカットに進んでいる今、SC2のEスポーツの先行きも不透明ですし、来年はHGC(Heroes of the stormの公式大会、2018年にて終了)のように切られる可能性も0ではないのも事実です。
しかし批判も大きかったリージョンロックとそれに伴うCircuit/Korea分離、それによる海外シーンの確立、そこから生まれてきた王Serralと彼の後釜を狙う多くの若いプレーヤー達と、
以前に比べて少し空気が良くなった結果が今回のASUS ROG Summer 2019開催につながっているのかなと思います。
大会の増加は間違いなくシーンの健全化、活性化に繋がりますので、今後もこういう流れが続くことを期待しましょう!