War Chest 6が開始されました。

提供: StarCraft II: Legacy of the Void 日本語Wiki
移動: 案内検索

Summary

  • https://starcraft2.com/en-us/news/23442781
  • ついにWar Chest6が実装されました!
  • 新スキンやアイテムのため、そしてチームリーグサポートのため、SC2の未来のため、ぜひ購入しましょう!

詳細

War Chest 6

日本時間6/12に、新しいWar Chest「War Chest 6」が実装されました!すでにショップで購入可能になっています。
これまではBlizzconやIEM Katowiceなど特定の大規模大会に向けたWar Chestでしたが、WCSが終了したこともあり、今回からシンプルに回数表記になったようです。
その名の通りこれが6回めのWar Chestになりますが、War Chestってなんやという方のためにもう一度War Chestについて説明しておきます。

War Chestとは

※以下の内容には前回のものも含まれます。おそらく同じだと思われますが、異なった場合は修正します。

  • War Chestはシーズンイベントで、購入後ゲームをプレーすることでスキンやスプレーなどの様々なアイテムをアンロック出来るようになる。
  • War Chestは各種族ごと(\1,220)もしくは全種族バンドル(\3,050)で購入できる。
  • War Chest購入後、ラダーやCo-opミッションなどをプレーすることで経験値が得られ、経験値が一定数貯まると少しずつアイテムがアンロックされていく。(下図参照)複数種族購入している場合でも経験値は共通。

Warchest6.jpg

  • War Chestは3つのフェーズに分けられ、フェーズ1~3はそれぞれ決まった日時にアンロックされる。フェーズ2がアンロックされるまではフェーズ1のアイテムしかアンロック出来ない。フェーズ2が開始されてもフェーズ1のアイテムをアンロックすることは可能。
  • War Chestはアイテムアンロックに期限があり、最終期限をすぎるとたとえWar Chestを購入していてもアイテムをアンロック出来なくなる。
  • 購入金額の25%は各種E-sportsイベントの賞金及び運営に当てられる。
  • War Chestで公開されたスキンは後にバラ売りやバンドル購入が可能。ただしWar Chestで買うよりもかなり割高となる。

・・・・というのがWar Chestの概要です。
簡単に言うとスキンやアイテムをまとめて安価でアンロックできるけどそのためには購入後ゲームをプレーしなければならない、
購入金額の一部はE-sportsイベントの賞金になる、という感じです。
基本的には2,3日に1回First win of the dayボーナスを取得する程度で問題なく全てアンロックできるので、そこまで根を詰めてやらなくてもOKです。
ちなみに、ラダー(対人戦)である必要もなく、カスタムゲーム等で適当な強さに設定したAIを練習がてら(できればマクロ展開にさせて)ボコすだけでもガンガン溜まります。

みんな買おう!(直球)

正直高いしスキンも興味ない or 気に食わない・・・という人もいるかと思いますが、このWar ChestはF2P化したStarCraft2の数少ない重要な収入源となっています。
War Chestの売上によって今後のStarCraft2およびそのEスポーツシーンの未来が変わってくるといっても決して言い過ぎではありません。
お金に余裕がある方はお布施の意味も込めて、ぜひ購入してみてください!

War Chest 6の詳細

今回のWar Chestは以下のような内容になっています。

  • 購入時に各種族ごとの新規のローディングスクリーンバナー、コンソールスキン、ポートレートを入手。
  • 3種族で80を超えるスキンやポートレート、エモーティコンなどをアンロック可能。
  • 各フェイズごとにDonny Vermillionをテーマにしたコミック「Nature of the Beast」が読めるようになる。
  • War Chestの期間中(10/1まで)ずっと50%のCo-op経験値ボーナス
  • アンロックされていない場合、1vs1 Rankedモードを即時にプレー出来るようになる
  • さらにコンプリートバンドル購入の場合以下を獲得。
    • スロットマシーンをテーマにしたランダム用のローディングスクリーンバナー
    • ハースストーンのクラシックパック1つ、Heroes of the stormのレアルートチェスト1つ、Diablo3のTal'Darim Probeペット(未入手の場合)
  • 前回同様、全てのプレーヤー向けの無料War Chestが存在し、StarCraft:Remastered仕様の各種族ベーススキンがアンロック可能となる。

今回も各種族ごとにテーマが定められ、それに沿ったスキンが入手可能です。
今回は前回のWar Chestでユニットスキンをアンロックできた「Ihan-rii Protoss」「Tyrador Terran」「Cerberus Zerg」の建物スキンセットとなります。
各種族ごとにアンロック可能なアイテムを以下で紹介します。

バックグラウンドストーリー

今回(と前回)のWar ChestスキンセットにはBattle of Tyrador IXという戦闘にまつわるストーリーがあります。
太古のプロトスIhan-riiは、後にTyrador Ⅸと呼ばれる惑星を故郷としていましたがある時それを放棄し、Koprulu Sectorの辺境でコールドスリープに入りました。
長い時が経ち、ある時ご存知Zeratulによる遭難信号により彼らは目覚めます。それを追跡することはできませんでしたが、彼らは故郷であるTyrador Ⅸに帰るために出発しました。
帰ってみるとそこにはテラン人類が暮らしており、秘密組織Cerberus Programによって作られたCerberus Zergの侵攻を受けていました。
Tyrador Ⅸを守る部隊、Knights of TyradorRavenはやってくるIhan-riiプロトス艦隊を察知。Knights of TyradorはこのIhan-riiプロトスに援護を求めます。
こうして3種族を巻き込んだBattle of TyradorⅨが始まるのです・・・

プロトス:Ihan-rii

Warchest6protoss.jpg

プロトスは「Ihan-rii」がテーマの建物スキン。絵を見ると赤が目立ちますが、ゲーム内スキンプレビューだと青が基調なので、ここの色は変更可能です。
長くコールドスリープしており、Zeratulの信号により目覚めた太古のプロトスがIhan-rii。
これまでのプロトスと異なり、金属というよりは石に近い質感で、落ち着いたクールな色使いのスキンセットに仕上がっています。
「Ihan-rii」とは彼らの言葉で「Xel'Naga」の意。彼らは自分たちこそがXel'Nagaの末裔と信じているようです。
コア部分はデフォルトが青、Forgedスキンが赤に対してIhan-riiは緑に光ります。PylonWarpgateなどでわかりやすいですね。
購入で即時にゲットできるコンソールスキン「Ihan-rii」は以下のようなものです。

Warchest6protossconsole.jpg

テラン:Tyrador

Warchest6terran.jpg

テランは「Tyrador」がテーマ。リゾート地として有名なTyrador星系を守る「Knights of Tyrador」という軍が元ネタ。
普段はリゾート地にやってくる観光客の警護などを行っている部隊ですが、Cerberus Zergの襲撃に遭ってしまいます。
やはり派手なリゾート地の部隊だからか、他のテランスキンよりツヤツヤテカテカしていて目立ちます。
有名Eスポーツチーム、Teamliquidのロゴを模した「Knights of Tyrador」のエンブレムが様々な建物に貼り付けられているのもクールですね。
購入で即時にゲットできるコンソールスキン「Tyrador」は以下のようなものです。

Warchest6terranconsole.jpg

Knights of Tyradorについてはこちら→https://starcraft.fandom.com/wiki/Knights_of_Tyrador

ザーグ:Cerberus

Warchest6zerg.jpg

ザーグは「Cerberus」がテーマ。
以前いわゆる「メカ・ザーグ」スキンが登場しましたが、今回はテランによって作られたメカ+バイオのハイブリッドザーグとなっています。メカキングギドラみたいでカッコいいですね。
テランの秘密組織「Cerberus Program」がザーグユニットの神経系を機械に置き換え、リモートコントロールを可能にしたザーグという設定です。
建物なのに全体的に「強そう」で、Spine Crawlerは突っつく部分が金属製になっており攻撃力が増します(嘘)
購入で即時にゲットできるコンソールスキン「Cerberus」は以下のようなものです。

Warchest6zergconsole.jpg

無料アイテムアンロック

以前War Chestはあくまで購入者のためのものでしたが、前回から購入していない人も含めた全プレーヤーが無料アイテムをアンロックできるようになりました。
War Chestの経験値パスとは別に、無料アイテムアンロックの経験値パスが設けられ、いくつかのスキンやポートレート、エモーティコンがアンロックできます。
Warchest6free.jpg

スキンはBrood Warテーマの各種族ベース。もちろんHivePlanetary Fortressなどの変形後スキンもあります。
BW仕様のPlanetary Fortressスキン登場!とコミュニティが盛り上がっていました。

スケジュール

日付はおそらくPDTです。

  • フェイズ1開始:2020/6/11
  • フェイズ2開始:2020/7/9
  • フェイズ3開始:2020/8/6
  • War Chest 6終了:2020/10/1

War Chest 6を購入可能なのは2020/9/2まで。また9/2以降10/1まではボーナスXP期間に入り、さらにアンロックしやすくなります。
サボってた人もこの期間で一気にやれば問題なく全部アンロック可能なので、望みを捨てないように!

War Chest Team League開催決定

今までのWar ChestはBlizzconやIEM KatowiceなどのWCSに向けて行われ、購入金額の一部が賞金額の上乗せ(上限15万ドル)されていました。
しかし現在はWCSは廃止され、BlizzardはSC2の公式Eスポーツリーグからは手を引いているため、War Chestでサポートするべきものがありません・・・。
それなら作っちゃえばいいじゃん!ということで、War Chest Team Leagueという新チームリーグが開催されることになりました!
購入金額の25%のうち、最初の15万ドルがこの大会の運営およおび賞金に充てられる予定です。
大会の詳細は改めて公開されるようですが、簡単には以下のようなものになるとのことです。

  • 9人のSC2キャスターが4人ずつプレーヤーを選び、9チームを結成。
  • 9チームがクランウォースタイルで対戦を行い、多くのプレーヤーが活躍できるような場を作る。

プロリーグが無くなって久しいですが、運営費15万ドルの大規模チームリーグとなればワクワクせざるを得ないでしょう。
本来はゲーミングチーム単位での大会のほうが盛り上がるのでしょうが、この形式のほうが各チームの実力差が少なくエキサイティングな試合が楽しめそうですね。
詳細は追って公開されるようなので、楽しみに待ちましょう!