Swarm Host

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ZergIcon.pngSwarm Host
Swarm Host.png
ユニット分類地上ユニット
ユニット属性Armored-Biological
生産建物Larva
必要な建物Infestation Pit
コストMinerals.gif100Vespene-terran.gif75Buildtime terran.gif29Supply-zerg.gif3
対地上攻撃

なし

対空攻撃

なし

射程
耐久力Icon Hitpoints.png160Icon Armor.png1(+1)
ホットキーA
移動速度3.15(+0.94 on Creep)

ユニット紹介

Swarm Host自身に攻撃能力は無いが、産卵して子ユニットLocustを生み出し攻撃してもらう。
射程(飛翔距離)が非常に長い上に視界が無い所にも攻撃指定可能。
しかも、いくら攻撃しても失うのは無料で生み出す子ユニットだけであり、
本体は無傷でいられる部分がSwarm Hostの大きな利点である。
放出後にすぐに後退させれば本体を消耗することが無いため、非常にコストが掛からないユニットの一つである。
なお、次の産卵までのクールダウンはかなり長めである。

生み出されるLocustは非常に高い攻撃力とZerglingを上回る耐久力を持ち、
視界が無い崖上や近くの離島にも飛んで行って攻撃することが出来る利点を持つ。
また放出により崖上の視界も取ることも出来る。

3.8パッチでコストが大幅に削減され、LocustのSwoop(飛びつき)距離が4から6になるなど大きな強化が入ったこともあり、
上手く使えば相手の内政を抑圧し続け、本隊戦での活躍も期待できる凄まじい潜在能力を手に入れた。正直言ってかなり強い。
また、ザーグ地上軍にとって非常に厄介なSiege Tankへの強力なアンチユニットでもある。

少量のSwarm Hostを作って少しずつ攻撃するだけではその強さを実感することは無い。
しかし、まとまった数を揃えて一斉に放出すれば、一度の攻撃で敵ワーカーとベースをまるごと消滅させることも可能になる。
動画 https://www.youtube.com/watch?v=H_C2iSLIPgg


vTの対メック戦などでよく用いられる。
効果的に運用するための大事なポイントを3つにまとめてみた。

  • 明確な意図の下に生産する

  射出されるLocustは非常に強力なDPSを持つが、当てる先の「対象物」によっては、全く何の火力も出せないまま一瞬で溶かされることもある。
  「このタイミングで、あの量の対象物に向けて、この数のSwarm Hostを作り、このような地形やルートから当て、その間に本隊はこのように動いて――」
  というように、明確な意図に沿って作られ運用されれば、絶大な力を発揮するだろう。
  逆に、あやふやな意図で、何となくのタイミングで、何となく適当な数を作り、何となく敵軍や敵地に射出するだけ…というのは非常に危険な行為であり、全くオススメしない。
  ※この感覚を養うためにもまずは、Unit tester(アーケード内のユニットテスト専用ゲーム)などで、想定する敵地上軍を構成し、
   それと同程度のコスト総量を使ったSwarn hostを用意して戦わせてみるのがいいだろう。(例えば、バイオ編成とメック編成では、同程度の軍量でも全く戦果が異なることが解る)

  Swarm Hostの弱点その一は、「移動中の無防備さ」だと言える。
  運用を予定している場合は、射出ポイントへ向けてCreepを事前に伸ばしておくべきだろう。
  もちろんNydus Networkとの併用ならCreepを無視して、一挙にその弱点を補うことができる…が、
  操作が酷く煩瑣になり、慣れていないとうまく運用することは難しいため、AIなどを相手に予行演習してから実践に臨んだほうがいいだろう。

  • 「支え」は大事

  Swarm Hostの弱点その二と三は、「Locust射出後のカウンター」と「空軍」である。
  耐久力のあるRoachや、高い対空能力を持つHydraliskCorruptorなどを支えとするのがおすすめだ。
  敵が対地攻撃ユニットに偏っているならMutaliskへと繋ぎ、更なるプレッシャーを与えるというのもいいだろう。
  あるいはそれらのユニットを用いずNydus Networkと併用して早期からSwram Hostを主力にラッシュする場合は、
  自陣ベースにちょっと過剰なくらい防衛施設を建て、これを「支え」とするのもありだ。
上記のものはテランの対メック戦を念頭においた運用方法だが、足の遅いプロトスの地上軍にもそれなりに通用するだろう。
総じて「射程への理解」「敵軍の位置情報」「自軍の配置」「生産するタイミングと数」にいつも以上に敏感になる必要がある。
「ただ作って、ただスキルを使っているだけでは弱いユニット」であることを肝に銘じておこう。

アビリティ

Spawn Locusts
Spawn Locusts.png
Caster: Swarm Host
Cooldown: 43 s
時間: 25 s
ホットキー: C
2体のLocustを産む。Locustらの寿命は18秒である。

地点を指定してLocustを産む。指定地点まで飛んで行くが、道中に敵がいれば勝手に降りて戦ってくれる。手動で下ろすことも可能。
ちなみに、右クリックして本体(Swarm Host)の移動場所を指定した後、Shift+Cを押して左クリックで攻撃場所を指定することで攻撃の行動予約も出来る。
Swarm Hostが指定地点まで移動してからLocustを放出して、その先の目標地点に向けて攻撃すると言うような予約が可能)

下記の飛行状態で産まれるという性質を生かして、段差や壁の向こうの無防備な場所へ奇襲するように使いたい。
もし数を溜めてベース近くの崖下に行って産卵出来れば、本体は無傷のままワーカーの殆どを溶かすことも可能になる。
なお、Locustは決して足の速いユニットとはいえない、移動によって貴重な生存時間が消費されるのを避けるために、
可能な限り攻撃予定地にSwarm Hostが接近させてから産卵し、産卵したら本体はすぐ退却(あるいはバロウ)するのがいいだろう。

Spawn Locusts
Flying Locust.png
Cooldown: 43s
Swarm Hostが産みだしたLocustは飛行可能である。飛行中のLocustは地面に対しSwoopスキルを使用して着地、攻撃することができる。

Locustは産まれた時は飛行した状態である、これを利用して段差や溝の先へ攻撃するような運用をするのが効果的だ。
ただ一度降りたら再度飛ぶことは出来ないので注意。

ちなみに産まれたLocustは全て自軍ユニットの一員となる。
つまり軍ユニットの一括操作の影響を受けるため、産卵後に思わず一括操作で撤退移動をさせたりすると、Locustもふらふらと戻ってきてしまう。
是非ともグルーピング機能を使い、上手く軍の管理をできるようにしておきたい。
詳しくはLocustのページで。

Burrow.png
ホットキー: R
地面にもぐってクローク状態になる。ユニットによって、移動できたり攻撃できたりする。ユニットによってもぐる速度が違う。

無防備な本体の生存能力を高める助けとなる、でかい図体を地面に収納するという意味合いもある。
もちろんバロウ研究が入っていなければバロウはできない。

アップグレード

使い方

Vs.TerranIcon.png Terran

足の遅いメック構成には非常に優位に戦える。
反面、高い機動力とドロップ能力を持つバイオ構成には出すべきではないだろう。

Vs.ProtossIcon.png Protoss

総じて機動力に劣り、範囲攻撃手段を揃えるのが遅いプロトスにはかなり優位。
ただし、序盤のオラクルやフェニックス、アデプトなどへの対策を無視していきなりSwarm Hostを目指したり、高級テックが揃いきったゲーム終盤に作るような運用方法で活躍させるのは難しいだろう。

Vs.ZergIcon.png Zerg

ユニット設定

Swarm Host自身は武器を持たない、しかし自らの体に軍隊を率いている。
Infestation Pitから生み出されるSwarm HostLocustという共生生物を産み出し、Locustは酸性の唾液で近くの敵を攻撃する。この鈍速なSwarm Hostは地中に潜り凶暴なLocustを殆ど永遠に産み出し続け、また防衛用の役目を果たすこともしばしばだ。
ただSwarm Hostは機動性に欠けているため、Hellionのような俊敏で範囲攻撃を備えた敵には弱い。

孵化器官
Swarm Hostの背中にある巨大なキノコ状の構造物は、血中に生息している無数の微小な幼虫を育て武器にするためのものである。
物質交換を行う単純な膜、幼虫にホルモンを投与し成長を最大限に早めるための腺、そしてIncubatorの表面の穴に効果的に輸送するための管、これらを通してSwarm HostはSwarmへの脅威を破壊し尽くす短命なLocustを生み出すのである。
掘削用の脚
Swarm Hostの脚は強靭な筋肉を持ち、Nydus Wormの歯と同様に超音速で振動させることができる。だがこの脚をもってしても、刻々と変わる戦況に対処するために十分な速さで地中に潜ることはできない。
この課題を克服するため、脆いが再生可能な毛細血管が脚に追加された。Swarm Hostが地面を掘ると毛細血管が破れ、流れ出す酸性の血液が土壌を柔らかくすることで、すぐに地中に潜ることが可能になった。
安定用の骨
Swarm Hostが攻撃に移る際、弾力のある骨構造は厚みを変化させ位置を固定させる。TerranのSiege Tankの油圧装置にも似たこの特殊な骨構造のおかげで、Locust放出時や大規模戦闘の最中でもSwarm Hostは姿勢とバランスを保つことができる。
血中共生生物
Swarm Hostに流れる酸性の血液中には無数の微小な幼虫が遊泳している。この幼虫はSwarm Hostの損傷した組織を回復し、傷を塞ぎ、血中に侵入した外敵を破壊する。
Swarm Hostが脅威に晒された際、あるいは戦闘に参加する際、僅かな化学的な信号によって幼虫をIncubatorに向かわせ、幼虫は生物兵器Locustへと変異する。

出典 http://us.battle.net/sc2/en/game/unit/swarm-host

セリフ集

パッチによる変更履歴

16/11/26

  • 生産コストがMinerals.gif150/Vespene-terran.gif100からMinerals.gif100/Vespene-terran.gif75に減少しました。
  • Swoop.pngSwoopの射程が4から6に増加しました。
  • Locustの攻撃ダメージが12から10に減少しました。

16/5/23

  • 生産コストがMinerals.gif200/Vespene-terran.gif100→Minerals.gif150/Vespene-terran.gif100に減少しました。

2017/11/14

  • 移動速度が3.15(+0.94 on Creep)に減少。